当社の人事制度と給与
会社の承認を得れば、一般社員が役職候補社員に昇格することが出来ます。
【賃 金】高給優遇
①一般社員(見習社員)は、定時勤務(8:30〜17:30)が原則で、基本給+精勤手当
※繁忙期等、時間外勤務が発生した場合は、働いた分に対して残業代が支払われます
②役職候補社員は、基本給+固定時間外勤務手当
(時間外手当は、時間外労働の有無にかかわらず固定残業代として下限15時間分、上限41時間分を支給します。尚、超過分は別途支給します)
【一般社員とは】
一般社員は、新卒や入社間もない人、又は家庭的な事情で早く退社しなければならない人達で、定時勤務を原則としています。
しかし繁忙期等、本人や会社の状況に応じて、時間外勤務をする事も出来ます。
給与体系は、最低賃金以上の基本給+精勤手当で、初任給が1か月162,000円〜240,000円です。
※精勤手当:月に4/5日以上出勤すると1万円支給されます
※時間外勤務手当:法定労働時間を超えて働いた分に対して残業代が支払われます
【役職候補社員とは】
当社は、上司と部下の関係が存在しない会社でありますが、その理由の一つには、当社は技術・知識を高める事を必要とする仕事であるために、中途半端な心構えでは一人前になれません。
それで、製造においては技術の向上を重視して昇格や昇給が考課されています。営業においてはノルマはありませんがやはり営業実績において考課されます。
言わば、役職候補社員は技術者集団、知識集団の特殊部隊のようなものです。従ってどうしても定時で終わることが少なく、法定内の時間外勤務が義務付けられます。
その代わり、生活の安定を図るために、固定時間外手当制度が設けられており、毎月固定時間外手当が支給されます。
それだけでなく、技術の向上と会社への貢献度に応じて、全ての人が部長や課長にもなれると言う他に類のない制度が設けられています。
固定時間外手当は、時間外勤務をしない日があっても定額が支給されます。従って安定した生活が保障されることになります。
一般に固定時間外手当制度は会社にとって得策ではないと言われており、現に労働行政からも、会社にとって不利であると言われたこともありますが、
当社はあえて社員の生活安定のために本制度を採用しています。
上司と部下の上下関係は存在しないのですが、主任、係長、課長、部長と言う役職は存在します。
それは外部の人に名刺を渡したときに、その人の地位がはっきりした方が良いからです。
それぞれの役職になるためには、立候補しなければなりません。
立候補に基づいて審査委員会が招集され、審議されますが、その審査基準の概ねの目安は次のとおりであります。
製造の場合
①主任:自分が担当する仕事において、新人などに指導ができるだけの技術と知識を身に着ける事。
②係長:自分が担当する仕事に誇りを持ち、良い製品を作ろうと言う、物作り精神が身につくこと。
③課長:製造現場の無理無駄をなくし、合理化を図り、能率向上に寄与し、全体の技術向上を指導し、その成果を示すこと。
④部長:部長職は製造のみならず会社全体を向上させる立場にあるために製造にこだわりません。
営業の場合
ノルマはないが、営業実績によって考課される。
その他の業務
上記に準じて評価される。
【役職者候補社員の給与】
現時点での給与水準。利益率が良くなれば見直されます。本金額にはボーナスは含まれません。
・候補社員:21万円~23万円
・主任:23万円~25万円
・係長:26万円~29万円
・課長:31万円~38万円
・部長:41万円~50万円
【ボ―ナス】
当社のボーナスは毎年8月と12月に支給されますが、入社後1年未満は原則として支給されません。
しかし、現実には貢献度や実力の発揮度合いによってある程度支給されています。
一般にボーナスには給与後払いボーナスと、成果配分ボーナスがありますが、前者は年間の給与が決まっていて、その中から毎月の給与を支払います。ボーナス時に給与の一部をボーナスとして支払う方法です。
公務員などはその例でしょう。
当社は後者の成果配分ボーナスで、純利益を会社の留保と社員へのボーナスに分けて社員に支給する方法です。従って毎月の給与は生活保障の給与をすべて支給し、決算後の純利益の半分を社員に分配します。